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COSMOS 第5号 / 1995年5月発行

こちらのページは佐久合氣道通信「COSMOS」コスモス(1993年7月から2002年10月刊行)に掲載されていた遠藤師範からのメッセージを抜粋して再掲載しております。

合気道佐久道場を人間形成の場に

合気道佐久道場長 遠藤征四郎


 本日ここに、道主植芝吉祥丸先生を始め、株式会社廣済堂代表取締役櫻井義晃様、佐藤利次県会議員様他、ご来賓の皆様をお迎えして佐久道場の落成を行うこととなりました。皆様にはご多忙の中、また連休でなにかとご用件もあったことかと存じます。かくも沢山お集まりいただき御礼申し上げます。

 さて私は友人とこの地で合気道を始めてまだ五年しかたっておりません。この間、道場の必要性を感じ、みんなで語り合い家内とも話し、とにかく一切をつぎ込むということで道場を建設する決意を致しました。建設委員会を発足させ、私の力のおよばないところを助けていただきました。ここまで進められましたのは委員になっていただいた皆様のみならず、国内はもとより海外からも沢山の方々から物心両面にわたってお寄せいただきましたご協力とご支援の賜物と思っております。特に、株式会社廣済堂様、有限会社臼田綜合設計様、大進建設株式会社様、株式会社エンプラ様には過分なご支援を賜りました。本当に有り難う御座います。

 私はこれまで道主のもとで合気道を続けて参りました。道主はもとより櫻井会長、いまは亡き大澤先生、他、多くの尊敬すべき人に出会い貴重な教えを受けてきたことを誇りに思っております。励ましの言葉、厳しい叱責の言葉は私の心の糧となっています。これからも開祖の理念を求め、道主の教えに従って佐久の発展はもとより、世界平和を願う私です。また人間形成の場として一隅を照らす小さい光ではありますが、この光が少しでも大きくなるよう益々精進して参りたいと思っております。どうかこれからも今までにましてご支援とご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。本日は本当に有り難う御座いました。

(落成式での挨拶:1995年5月)